EPOC32でJava !!

今のところEPOC32でJavaできるマシンは
PSION 5mx（とその上位機、互換機）しかないようです。（2000.4.18現在）
　　PSION REVOは？？不明。
　　REVO付属のCD-ROMの中にJava実行環境は入っているのでしょうか？
　　REVO買った方教えてくださいm(_ _)m
　　もし動くならREVOも欲しいぞーーー　　　Series7もほしい（爆）

エミュレータでの実行であればWindowsマシン上で
行うことができます。
またこのエミュレータにはAgenda（スケジュール）、
Jotter（メモ）などの標準アプリも全て入っている
（ほとんどの機能がそのまま動作する。びっくり！！）
のでJavaの開発はしなくても、PSION購入を検討されている方は
動かしてみる価値はあります。
少々ファイルサイズは大きいですが
PSIONって安い買い物ではないので・・・・

※以後PSIONと表記しているマシンは
　EPOC32でJava実行環境が用意されているマシンを指します。
　また所有しているPSION 5mxでしか確認は行っておりません。

■EPOC SDK for Javaのセットアップ

■アプリケーションの作成
　　Javaアプリケーションの作成はSUNのJDKや
　　市販の開発ツール等を使用して行います。

　　ここではラベル「HelloWorld」とボタン「close」を含むウインドウを表示する
　　簡単なクラス（EpocTest）を作ってみました。ソース　Windowsでの実行結果（画面表示）
　　

■エミュレータで動かすための準備
　　Windows上のパス C:\epoc32\Wins\C が
　　EPOC上のCドライブにマッピングされています
　　EPOC上のパスでアプリケーションはc:\System\Appの下の
　　アプリケーション名のディレクトリにインストールするので
　　Windows側からみたアプリケーションを入れるパスは
　　この例では c:\epoc32\Wins\C\System\App\EpocTestの中になります。
　　（以後このディレクトリをEpocTestディレクトリと呼びます）

　　(1)EpocTest.appの作成
　　　　c:\epoc32\tool\appbuild.exeを使用して作成します。
　　　　コマンドプロンプトで実行＞appbuild アプリケーション名 UID
　　　　※appbuildにパスを通していない場合は絶対パスを指定する必要があります。
　　　　※正式なUIDはSymbianに申請して取得するのですが配布しない（テスト等）場合は
　　　　　0x01000000 から 0x0fffffff の間の適当な値を指定していいみたいです。
　　　　　ここでは以下のように指定して実行しました。
　　　　　例） appbuild EpocTest FFFFFF
　　　　※実行時のカレントディレクトリはどこでもいいようです

　　　　正常終了するとEpocTestディレクトリにEpocTest.app
　　　　が作成されます。（EpocTestディレクトリも同時に作成されます）
　　(2)EpocTest.aifの作成（今回は必要無いので省略）
　　(3)EpocTest.txtの作成
　　　　クラスを起動するときのコマンドラインを記述した
　　　　テキストファイルをEpocTestディレクトリに作成します。
　　　　今回は「EpocTest」だけ記述すればOKです。これです
　　(4)クラスファイルのコピー
　　　　クラスファイル「EpocTest.class」を
　　　　EpocTestディレクトリにコピーします

　　上記の作業後EpocTestディレクトリの中身は
　　　　EpocTest.app
　　　　EpocTest.class
　　　　EpocTest.txt
　　となります。

　　以上でエミュレータ上のアプリケーションとして「EpocTest」が登録されます。

■エミュレータ上での実行
　　スタートメニューからエミュレータを起動します。
　　正常に登録されていれば
　　「Extras」メニューの中にEpocTestが追加されているはずです。
　　（アイコンは指定していないので「？」になっています）
　　これをタップ（クリック）して起動します。
　　こんな感じでEpocTestのウインドウが表示されます。

エミュレータでの動作確認ができたら
いよいよPSIONへのインストールですが
その前に・・・・

■Java実行環境の導入
　　作成したクラスをPSIONで実行するためには
　　PSION本体にJava実行環境のインストールが必要です。
　　Windows上でインストーラを起動してPSION側にファイルが送られるので
　　事前にPsiWinがインストールされている必要があります

　　PsiWinのCDからインストーラ（普通はCDを挿入すると自動で起動される）を
　　起動して「internet」タブのページの「Java→5mx」ボタンで
　　Javaのインストーラが起動します。
　　あとは指示どおりに進むとインストールできます。
　　ここでつまづくことはないでしょう(^^)
　　当然ですがこのときPsiWinでPSIONに接続できる状態
　　（ケーブル接続、本体電源ONなど）になっていないとだめっす）


以後の経過は後日アップ・・・っていつになるやら